2024年2月7日(水)
ビスターリとは、ネパール語で「のんびり」「ゆっくり」という意味があり太田昭彦ガイドのツアーコンセプトになっています。
今回ものんびり楽しく山を歩いてきました。
ツアーの2日前に関東でも大雪警報が出るほど雪が降り、ツアー前日は関東近辺のほとんど高速道路が通行止めに。
出発当日は朝から快晴でしたが山は雪の心配があり、急遽ご参加のお客様分のアイゼンを用意いたしました。
思いがけず雪山ハイクとなり、やや不安そうなお客様もお守り(アイゼン)を受け取りホッとした様子。
お客様と太田ガイド、添乗員の安井と朝妻を乗せバスは新宿を出発、一路スタート地点となる万福寺へ。
すでに足元には雪が積もっていますがとりあえずアイゼンは使わずスタートです。
しばらくはアイゼンを使わず登っていましたが、段々と足元の雪も増えてきたところで休憩がてらアイゼンを使うことに。
ほとんどの方が雪山ハイクを想定していなかったので、初めてのアイゼンにドキドキです。
太田ガイドから歩き方のアドバイスを受け、さっそく歩いてみるとだいぶ快適に歩けるよう。
歩いていくうちに慣れてきて、緊張気味だった方も笑顔になっていきます。
「天気が良くて気持ちいいね」
「雪山ハイク、楽しい!」
「雪道不安だったけど、ゆっくり歩いてくれるので安心です」
「雪山ハイクってこんなに楽しいんですね。ハマってしまいそう~」
と、皆さん終始楽しそうです。
そんな話をしながら野上峠、小鳥峠とつないでいき、ナラ沢峠に到着。
太田ガイドから「この先から林道になるので、ここでお昼にしましょう」と声がかかり、ランチタイムとなりました。
昼食後は一度林道を歩きます。
日影なので一部凍結しているところもありましたが、無事通過。
宝登山北登山口より再び雪道を登っていきます。
宝登山の山頂が近づくと階段が出てきます。
雪あり高い段差ありでちょっとキツそうな方もいますが、ゆっくりゆっくり一歩ずつ登っていきます。
「もうすぐ山頂ですよ! 頑張ってください~!」と先頭の太田ガイドから激が飛びます。
フーフー言いながら登りきると、前方にいきなり素晴らしい景色が。
雪景色の麓の街並みと秩父の山々、黄色いロウバイの花。
思わず私も感激の声が漏れてしまうほど、とっても素晴らしい景色です。
無事宝登山の山頂到着。
みなさん笑顔で記念写真を撮ります。
山頂を堪能した跡、一度集まり全員でロープウエイ乗り場と宝登山神社奥の院分岐まで移動。
太田ガイドより見所や再集合場所となるロープウエイ乗り場の説明を聞いてフリータイム。
奥の院を参拝したり、ロープウエイ乗り場に向かいながらロウバイを鑑賞。
3~4分咲きとのことでしたが、十分楽しませてくれます。
ロウバイは漢字で「蝋梅」と書き、花が蝋をまとったような質感であることと梅の花が咲くころに香りのよい花を咲かせることから名前が着いたと言われています。
雪の白さとロウバイの黄色と青空がとても綺麗で、何度も写真を撮ったりして足を止めてしまい、皆さんなかなかロープウエイ乗り場にたどり着きません。
ロウバイの他、冬桜、梅、マンサクの花も見れました。
(福寿草もあったようですが見逃しました...)
いち早く春の訪れを知らせるように咲くマンサクは「まず咲く」が名前の由来と言われています。
色々な花が咲き出す春は、花好きにとって本当に楽しい季節です。
当初は徒歩にて下山予定でしたが、下りの雪道は危ないということでロープウエイでさくっと麓へ。
宝登山神社を参拝しゴール。
思いがけない雪山ハイクとなりましたが、皆さん最後まで元気に雪を堪能していました。
私も皆さんと一緒に雪や山頂からの景色、お花を鑑賞させていただき、楽しい一日でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【写真】安井美和
【写真・文】朝妻照子
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2024年4月17日(水)M3710 根本山~熊鷹山 アカヤシオの花どきに