皆さまこんにちは。
5月の日帰りツアー山梨県市川三郷町にある山梨百名山、蛾ケ岳(ひるがたけ)を歩いてきました。
スタートの四尾連湖駐車場の標高は約900m、山名の由来は武田の城から昼時にあたる山など諸説ありますが、なぜこの漢字になったのか調べても謎に包まれたままでした。
さて、蛾ケ岳山頂までの道のりは、スタートから新緑に包まれながら緩やかに標高を上げていきます。両側が切れ落ちたヤセ尾根がいくつかあり地元の方は馬の背と呼ぶそうです。分岐の六地蔵では、想像していたお地蔵様と違う、小さくて可愛い!という皆さんの声。
馬の背
六地蔵
この六地蔵から蛾ケ岳山頂までの約15分〜20分程は急な坂を上ります。標高1280mの山頂からは富士山が見える予定なのですが今日は雲が低く見えません。写真は八ヶ岳方面なのですが、上部は雲に覆われています。でも甲府の市街地は良く見えますね!ここでランチタイム♡
蛾ケ岳山頂から八ケ岳方面
次は大畠山を目指し、来た道を戻ります。先ほどの急な坂も下から撮るとめっちゃ綺麗な新緑が伝わるのではないでしょうか。可愛くピースしているのは顔が全く分かりませんが岡野ガイドです♡笑
蛾ケ岳から新緑の下り
大畠山へ向かう途中、お客様の声で気づいた白い花。よーく見ると蘭のような形、その後調べたらサカネランのようで根っこが逆さになっているとか。不思議な植物ですね〜
サカネラン(逆根蘭)
そうこうしているうちに大畠山へ到着。蛾ケ岳で見た時より八ケ岳方面の雲が上がり青空が広がり、奥秩父方面の山々も見えました。景色を楽しんだら四尾連湖へ向かいます。四尾連湖に着くとなんとキンランがお出迎え!道中、一人静や二人静はいましたがこの華やかさに皆さん大喜び。
大畠山山頂から八ケ岳方面
キンラン(金蘭)
最後はエメラルドグリーンの四尾連湖をぐるっと一周なのですが、休憩したい方は湖畔にある水明荘さんのテラスでのんびり過ごします。
四尾連湖を散策
この四尾連湖は、標高850m、最高深度10m、国土地理院のHPによると"流出する河川のない閉塞湖で流入する河川もない"と書かれています。目の前で見ていても透明度が高くとても綺麗です。地層に興味のある方はぜひ調べてみて下さいね~。
またお会い出来る日を楽しみにしております。
【写真・文】 豊岡由美子 日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ
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