2024年6月26日(水)
「この時期の北海道は最高だね~」と話しながら、小松ガイド・添乗員関根&朝妻・お客様を乗せバスは本日登るニセコアンヌプリの登山口へ。
ニセコアンヌプリは日本三百名山に選定されており、山頂からは羊蹄山が望めます。
登り初めてすぐに色々なお花たちがお出迎え。エゾボウフウやエゾシオガマ、エゾカンゾウ、タニウツギ、アカモノ、ハクサンチドリなどなど。
「今日は明日登る羊蹄山の前哨戦です、往復4時間弱ですので頑張りましょう」と小松ガイドから声がかかります。
岩場を越えていくと学校登山で訪れていた学生達とすれ違いに。約100名の学生達と何度も「こんにちは!」「こんちは!」と挨拶を交わしていきます。
最後は呪文のような挨拶になったところで稜線に出て、ニセコアンヌプリの山頂が見えてきました。
山頂は360度の大展望!ですが、よりによって羊蹄山の周辺のみ雲がかかり姿を拝めず・・「明日も見るチャンスはありますよ!」とお互いを励まし下山となりました。
宿泊は毎度お世話になっているニセコグランドホテルです。
2024年6月27日(木)
標高350mの比羅夫登山口から1898mの山頂を目指します。
羊蹄山は1合目毎に看板があり、どの辺りまで登ったか目安がつきやすいので、「お、もう〇合目まできたぞ」「あと少しで〇合目だ、頑張ろう」と励みになります。
五合目を過ぎると、昨日登ったニセコアンヌプリが綺麗に見えてきて、皆さん写真タイム。傾斜も段々きつくなりますが、しっかり休憩をとりながらゆっくり登っていきます。
九合目までくると森林限界を超えるので景色も変わってきます。ガスが出てきて風も強くなってきたので慎重に進みますが、途中シラネアオイの群生が現れ思わず足を止めてしまいます。
エゾノツガザクラ、メアカンキンバイ、イワベンケイ、イワウメなど色々なお花を眺めながら旧山頂である1892mのピークを通過。地図上では、旧山頂は真狩山となっており、羊蹄山は以前「マッカリヌプリ」「後方羊蹄山(しりべしやま)」「蝦夷富士」など様々な表記をされていましたが、現在は「羊蹄山」で定着しています。
そして山頂到着!ガスってしまい周りの景色は見えませんでしたが、登頂できた喜びで皆さんとっても嬉しそうです。山頂は岩場になっており風もあたらないので、しばしお昼タイム。本日も山頂は学生の団体で大賑わいでした。
下山は来た道を戻っていきます。時折ガスがとれて周りの景色や火口も見ることができました。登りと同じように八合目、七合目・・と数えながら標高を下げていき、所々急な下りやトラバースを慎重に通過して、無事ゴールとなりました。
今回のツアーは1泊2日なので、立ち寄り入浴後はそのまま空港に向かいます。温泉滞在の時間はやや短かったものの、皆さんしっかり湯につかり荷物のパッキングもこなしていました。
コンパクトな日程で日本百名山と三百名山に一座ずつ登れるので、とてもお得感のあるツアーです。9月にもツアーを予定していますので、是非!
【写真】小松大樹
【写真・文】朝妻照子