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まいたびブログ

毎日新聞旅行(東京)「まいたび®」公式ブログです。
国内・海外登山、講師同行「風来人」などツアーの添乗記やトピックス、「旅」の素晴らしさをご紹介するなかで、
旅を楽しむ心がふんわり広がっていく、そんなことを夢見ています。

徳之島 井之川岳と天城岳 世界自然遺産の核心部をゆく

2025年3月26日

きゅーがめら!(徳之島の方言でこんにちは)
徳之島で登山?
山があるのかと訝しむ方もいるかもしれませんが、
奄美群島で2番目に高い井之川岳(645m ※最高峰は奄美大島・湯湾岳)や、古くから麓の集落の信仰を集める天城岳(533m)が主峰の寝姿山など。
亜熱帯のリュウキュウマツやオキナワウラジロガシに覆われた山々が存在します。
そしてそれらは2021年世界自然遺産に登録された徳之島における中核エリアなのです。

寝姿山.jpg寝姿山


そんな徳之島の山に認定エコツアーガイド同行で登った3日間の山旅レポートをお届けします。

<1日目>2025/2/12
出発日は全国で強風が予想されていた日。
空路が心配されましたが、大きなダイヤの乱れもなく鹿児島経由で徳之島に到着。

徳之島子宝空港.jpg徳之島子宝空港

初日は徳之島到着が午後のため、島の観光スポットを効率よくまわりました。犬の門蓋(いんのじょうふた)、犬田布岬(いんたぶみさき)、喜念浜海水浴場(きねんばま)、いずれもよくある観光地とは異なる素朴さと、島の雄大な自然を感じられる場所です。この日のドライバー富本さんの機転で、さとうきび畑やなくさみ館(闘牛場)で闘牛を間近で見学することもできました。

犬の門蓋.jpg犬の門蓋


犬田布岬.jpg犬田布岬


喜念浜海岸.jpg喜念浜海岸


なくさみ館(闘牛が場に慣れるため出入り).jpgなくさみ館
(闘牛が場に慣れるため出入り)

<2日目>2025/2/13
この日からいよいよ登山へ。
徳之島最高峰・井之川岳を目指し、まず大原集落でガイド3名(寛山さん、関さん、飯田さん)と合流。
鬱蒼とした森の細い小径。途中アップダウンを数度繰り返し、山頂に到着。島に暮らすガイドさんならではの歴史・文化や自然の解説とやさしい歩行ペースで、皆さん気持ちよく歩き通せたのではと思います。途中、島北側が眺められる岩場からの眺めは絶景でした。

井之川岳.jpg井之川岳


アマミノクロウサギの糞.jpgアマミノクロウサギの糞


展望岩からの絶景.jpg展望岩からの絶景

<3日目>2025/2/14
最終日は天城岳へ。
元々雨氣岳が転訛(てんか)して天城岳になったとされ、麓の山(さん)集落や、松原集落に厚く信仰された島北部を代表する山です。
この日は寛山さん、永田さん、飯田さんのお三方のご案内。縦走のコース取りで植生や井之川岳との地質の違い、道中の滝などを楽しみ無事下山。下山途中のオキナワウラジロガシの群生は掛け値なしの素晴らしさでした。

天城岳.jpg天城岳


天城岳山頂にて.jpg天城岳山頂にて


オキナワウラジロガシ、板根が発達している.jpgオキナワウラジロガシ
(板根が発達している)

早めに下山できたので、最後に奄美十景に選ばれるムシロ瀬で紺碧の海を眺めて徳之島のフィナーレ。花崗岩でできた海岸線は波飛沫をうける瑞牆山(みずがきやま)のようでした。

ムシロ瀬.jpgムシロ瀬

今回私たちは環境への負荷を最小限に、と徳之島のエコツアー組織・虹の会の依頼で、登山は同じ道を引き返さず縦走、登山道を外さず携帯トイレを使用し、希少種と出合っても記録は個人に留め歩き通すことができました。この場を借りて関係する皆さまに感謝申し上げます。

ガイド・添乗員で集合写真.jpgガイド・添乗員で集合写真

素朴さと小さいけれど豊かな自然が残された徳之島。その動植物や、それらと共生し続ける島民に会いに皆さんもぜひ訪ねてみてくださいね。
最後まで読んでくれて、おぼらだれん(島の方言でありがとうございます)!

写真・文 宮本勝規

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