（毎日新聞旅行）

大阪府と奈良県を分かつ、葛城山、金剛山と南北に走る山並み。その東側の山麓を南北に走る古道が葛城古道（葛城のみち）と呼ばれ、数々の歴史遺跡などが点在する興味深いハイキングが楽しめます。大和平野をはさんだ東側には相対するように「山の辺の道」がありますが、こちらの葛城古道のほうが「山の辺の道」より少しきついかなと考え、健脚者なら1日で踏破出来る約14～15ｋｍのコースを、あえて2日間とって、ゆっくりと、また立ち寄りの見学地も時間をかけて見られるよう設定いたしました。
　コース中には、古代豪族の葛城氏、鴨氏ゆかりの古社が散在し、神話の舞台・天孫降臨の伝承地、また約1ｋｍくらい続く長柄の古い町並み、縁結びの神様を祀る神社や、行基開基の古寺など、さまざまな時代の史跡、社寺が見られます。
　全体的には舗装された道を歩きますが、ごく一部山登り気分も味わえる、また見どころも多いので、退屈せずに楽しめる2日間になることでしょう。

※ウォーキングに不要な荷物はお預かりできるコースです。

※行程中の☆印の施設は拝観料が含まれます。